ご依頼のきっかけ
京都府向日市、築30年のご住宅にてシロアリ調査のご依頼をいただきました。
2階部分から雨漏りがしていて、「雨漏りの修理は終わったけれど、もしかしたらシロアリがいないか不安だから点検して欲しい」とのご相談でした。
現地調査で床下を開けて点検すると、雨漏りの影響で床下の木部が濡れていて、蟻道も見つかりました。
施工中の様子
点検
床下通気口は、このくらいの網目の粗さですと、小さな虫は簡単に侵入できてしまいます。
このような場合は、ご希望に応じて網目の非常に細かいカバーを設置することも可能です。
写真右奥の茶色いものが、見つかった蟻道です。
蟻道(ぎどう)とは建物にシロアリが棲みついていることのサインとなるもので、乾燥などを避けながら建物へ侵入するために作られたトンネルです。
ここを通り、シロアリは安全に侵入することができるのです。
▷参考記事:シロアリ被害の初期症状は?普通のアリとの見分け方も併せて解説
蟻道は全て除去させていただきます。
雨染みができていますね。
お家の基盤として強度が必要な床下木部ですが、水気を吸いこむと、シロアリが食べやすい柔らかい状態となってしまいます。
そのため雨漏りが発生した場合には害虫被害のチェックをすることがおすすめです。
▷参考記事:雨漏りとシロアリの関係は?原因と予防方法を解説
シロアリ被害かもしれない兆候や、予算概要、保険が適用されるケースなどについて詳しく掲載されていますので、よろしければ上記事も併せてご覧くださいね。
薬剤散布・薬剤注入
シロアリ用防除剤「グレネードMC」を使った施工を行わせていただきました。
人の居住に対して危険性のない薬剤で、お子様やペットのいらっしゃる家庭でも安心して施工可能です。
床下全体(土壌も含む)にスプレーで散布し、シロアリの行動導線を見極めてから随所に注入していきます。
無作為に注入しても効果が薄いため、中に棲みつくリスクが高い部分や移動経路に使われる可能性のある建材などを選びます。
今回は1日で点検~薬剤施工まで完了致しました。
担当者のコメント
ふとした時に、「ずっと点検していないけど大丈夫かな?」「この羽虫は害虫なの?」と不安に駆られることがあるかと思います。
場合によっては室内で蟻道らしきものを発見されるケースも。
まだ被害が確実でなくても、心配だから見て欲しいという場合にはどうぞエビス防虫までお問い合わせください。
上記事は、新築物件でのシロアリ防蟻処理のご紹介です。
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